夏合宿(水晶岳・鷲羽岳・黒部五郎岳)(43-45座)
- dwv1957
- 11月3日
- 読了時間: 3分
●山域:北アルプス 槍ヶ岳・双六岳・水晶岳(富山県・岐阜県・長野県)
●日程:2025/8/29(金)〜2025/9/1(月)
●メンバー:
3回生:総PL 横浪
2回生:総SL 岸本、安井
1回生:志村、高田、德永 計6名
●ルート(裏銀座縦走コース)

薬師峠キャンプ場の閉鎖(クマ出没のため)に伴い、当初の予定ルートを変更して臨んだ今回の最終合宿。北アルプスの裏銀座縦走コースをメインに、天候にも恵まれ、充実した4日間となった。
初日は、信濃大町駅からバスとタクシーを乗り継ぎ、高瀬ダムまで移動。高瀬ダムでは、下界からの贈り物(風船)をキャッチし、山頂まで運ぶことにした。

標高約1350mの登山口に到着すると、すぐに日本三大急登の一つであるブナ立尾根の登りが始まった。
標高差100mごとの標識を励みにしつつ、ひたすら樹林帯の中を登る。ハードな登りではあったが、予定より早く烏帽子小屋のキャンプ場に到着でき、初日の行程を余裕をもって終えることができた。

2日目は早朝4時に出発し、野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳へと向かう。
長距離の縦走で体力的にも精神的にも厳しい行程だったが、天気は快晴で、絶景を楽しみながら進むことができた。



![水晶岳[百名山]](https://static.wixstatic.com/media/e7844a_e31552f6c06f4095bb9f89562c8cf26e~mv2.png/v1/fill/w_980,h_735,al_c,q_90,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/e7844a_e31552f6c06f4095bb9f89562c8cf26e~mv2.png)
登山者からの応援の言葉にも励まされ、無事に鷲羽岳の山頂に到着。
![鷲羽岳[百名山]](https://static.wixstatic.com/media/e7844a_d42d2153bb7a4ed3a0034a373f932c7b~mv2.png/v1/fill/w_980,h_735,al_c,q_90,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/e7844a_d42d2153bb7a4ed3a0034a373f932c7b~mv2.png)
山頂からは山小屋の姿も見ながら、ゆっくり過ごした。
3日目も4時に三俣山荘テント場を出発し、日本百名山の一つである黒部五郎岳を目指す。雄大なカール地形を眼前にし、そのスケールの大きさに圧倒された。


![黒部五郎岳[百名山]](https://static.wixstatic.com/media/e7844a_267fa286d56847deada099c7fa61a729~mv2.png/v1/fill/w_980,h_735,al_c,q_90,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/e7844a_267fa286d56847deada099c7fa61a729~mv2.png)
その後は三俣蓮華岳、双六岳へと縦走。

疲労は蓄積してきていたが、この日も予定より早く、14時ちょうどに双六小屋のキャンプ場へ到着することができた。
4日目も変わらず4時に出発。


岩場や鎖場を慎重に通過しながら進み、8時ごろには槍ヶ岳山荘に到着。遠くからずっと見えていた槍ヶ岳が、ようやく目の前に現れた。



装備をアタックザックに切り替え、垂直のはしごも登り、

ついに槍ヶ岳の頂に到達。
![槍ヶ岳[百名山]](https://static.wixstatic.com/media/e7844a_76deb77e2d60480b9ba9719bc4281e56~mv2.jpg/v1/fill/w_877,h_947,al_c,q_85,enc_avif,quality_auto/e7844a_76deb77e2d60480b9ba9719bc4281e56~mv2.jpg)
標高3180m、北アルプスで2番目、日本で5番目の高さを誇る山頂からの眺望は、まさに圧巻だった。 その後は上高地まで長い下山路を進む。

途中の槍沢ロッジでは、槍沢ロッジで働かれているOG野間さん(No.727)からの差し入れをいただき、大きな励みとなった。

この日は12時間・26kmの行動となったが、全員が気力を振り絞り、16時には無事に上高地へ到着。その後、銭湯にも入り、4日間の疲れを癒した。
本来は4泊5日の行程で計画していたが、各自がハイペースを維持できたこともあり、すべての予定ルートを踏破した上で、1日早く下山することができた。

自分たちでも驚くほどの成果となり、大きな自信と経験を得られた。また、4日間すべてが天候にも恵まれ、最高の最終合宿になった。

文責:1回生 徳永



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