光岳(31座)
- dwv1957
- 7月17日
- 読了時間: 4分
更新日:9月11日
2025/06/28-29
光岳アタック&聖岳周回合宿
メンバー:OB 大西、中村、福山、池田、上田、浅岡、高住
4回生 原、幸田
どうも、こんにちは。No.785の原です。昨年の秋から休学してフラフラとしていました。
そろそろ帰ろうかなと考えていたところ、ベストタイミングで大西会長から今回の光岳・聖岳のお誘いをいただき、参加させて頂きました。
今回、福山さんが大きい車で京都から途中でメンバーを拾いながら運転くださいました。ありがとうございました。芝沢ゲートで合流予定の中村元さんを除いて、メンバーがそろったので記念に飯田駅前で集合写真を撮りました。

20時頃に芝沢ゲートに到着。
南アルプスといえば、そう、これ。ミヤマクワガタ!!

皆で夕食を食べて、0時まで仮眠しました。

今回は聖岳と光岳にアタックするグループに分かれました。
グループ分けは以下の通りです。
聖岳パーティー(福山さん、池田さん、上田コーチ、4回生幸田)
光岳パーティー(大西会長、中村元さん、浅岡さん、高住さん、4回生原)
聖岳パーティが出発した5分後、0時15分に光岳パーティ出発。
今回は軽装なのでずんずん進みます。
4時頃には空が白んできて、途中木々の間から雲をたなびかせる聖岳や兎岳が見えました。

4時50分 易老岳に着。
イザルガ岳への登りにあったお花畑が庭園のようで美しかったです。
7時20分 光岳岳に着。

易老岳まで登りかえしてから、易老渡までは長い下りでした。
11時 易老渡に着。長い下りで疲れた体を沢の水で癒しました。

ここからゲートまで40分程歩いて終了。
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一方、聖岳パーティーは、、、
深夜0時頃に出発し、順調にハイペースで易老岳尾根を真っ暗の中登り続けました。
稜線に乗り上げると幻想的な朝日と富士山が右手に見えました。


水補給のために、茶臼岳直下の茶臼小屋に立ち寄り、まだ全行程の半分の距離しか登っていない事に、ほんの少し絶望感を覚えつつも歩みを止めることなく進み続けました。

南アルプス深南部をUL(ウルトラライト)装備で駆け抜ける爽快感はかつてない程に心地よかったです。

深夜のハイテンションによる元気も徐々に無くなり、
聖岳小屋分岐の休憩で本日のメインディッシュである聖岳を目の前にして、
若干の絶望感が確信へと変わりました。
「今からあれを登るのかぁ、マジかぁ」と。
(おそらくこの疲労感を感じていたのは私だけではないはずです!)
ただ、このパーティーを率いるOBの方々はまだまだ元気そうで、自身の未熟さを痛感しました。

なんとか聖岳山頂に辿り着き、晴天の中、写真撮影です。
そして、下山を開始します。
やっとの想いで林道まで降りてくると、ここからが最後の山場「約10㎞の林道歩き」が待っていました。ただただ無心で地面を見つめて、歩き続けました。
午後16時頃、聖岳パーティーは無事全員下山を果たしました!!
[記録]
総移動距離 41.41㎞
獲得標高 3653m
活動時間 16時間程度
最後に、
なかなか立ち入る機会のない南アルプス深南部の踏破は、OBの方の協力があってこそ可能だったと強く感じます。(一人だったら、おそらく、いや絶対完遂出来ていなかったと思います、、)
改めて、現役生だけでは味わえない過酷な合宿を実施して下さり、ありがとうございました。
(文責:No.787 幸田)
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そして、光岳を下山した我々は、聖岳パーティより一足先に宿泊予定の下栗の里ゲストハウスやまでらに向かいました。
大西さんが以前に泊まった際、とても居心地が良かったとのことで今回利用させていただきました。

きれいな和風の平屋で、土間には囲炉裏や立派な梁がありどこか懐かしい感じがします。軒先からは南アルプスが見えました。

聖岳パーティも無事戻ってきて、皆で夕食の鍋の用意をしました。ゲストハウスの方から畑で採れたキュウリやキャベツを頂き、豪華な食卓になりました。


しばらく寝ていなかったので、早めに就寝。まだ6月だというのに下界では32度と暑い日でしたが、ときより吹く良い風のおかげで、冷房なしでも快適に眠れました。
翌朝は大西さん特製のホットサンドを頂き、優雅な時間を過ごしました。
(大西さんにはぜひとも大学の近くで喫茶店を始めて欲しいです。きっとワンゲルの憩いの場になると思います。)
10時頃に出発して帰路に着きました。
初夏にふさわしい、非常に充実した活動でした。OBの方々には送迎から宿までお世話になりました。ありがとうございました。
文責:No.785 原



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