剱岳(42座)
- dwv1957
- 11月2日
- 読了時間: 2分
●山域:立山・剱岳
●日程:2025/8/22(金)~8/23(土)(1泊2日)
●メンバー:コーチ奥田(ザックNo.714)with妻
「岩と雪の殿堂」とも呼ばれる剱岳の頂に立ったのは11年前、DWVに入って登山を始めた1年目の夏であった。
当時は登山の「と」の字も剱岳に登る意味も知らず、淡々とガスに巻かれた岩場を登った。その後笠ヶ岳まで縦走して登山の「と」の字くらいは知ったのだが、今回は妻の希望で11年ぶりに登ることとなった。
今回の行程は、1日目に室堂から一の越を経由し、立山を通って剣沢キャンプ場でテント泊、2日目に剱岳をピストン後に室堂まで戻るというものだ。
1日目は、肝心の剱岳ではないため省略する。とりあえず室堂がインバウンドで溢れていた。



剣沢キャンプ場には「逆さ剱岳」が見られる池がある。剣沢小屋の真上にあるのだが、意外と知られていないらしく閑散としていた。
元はただの水たまりだったものを、スイスの「逆さマッターホルン」が見られる池に倣って人口池にしたらしく、マッターホルンの実物を見たものとしてはもうちょっと…という感じだった。


翌朝は4時前に行動を開始した。
前劔あたりまでヘッドランプが連なっており完全に後発部隊となったが、大きく渋滞したのはかにのタテバイ及びヨコバイのみで、妻も「アスレチックみたい」と軽口をたたく余裕を見せつつ登頂した。
山頂には11年前はなかった様々な山頂看板や剣に見立てた木刀などがあり、早月尾根からの登山者と合わせて大賑わいで、11年ぶりの登頂に歓喜!!!したのも束の間、サンダルやノーヘルで登ってくる外国人(というか中国人)もいることに唖然とした(笑)



山という11年間変わらないものを見ると、自分は11年間で大きく変わったな…と実感した。
追憶の場として楽しむことも登山の醍醐味であり、当時のフレッシュさや純粋に山に浸る感動を思い出せた山行であった。
過去に登った暑苦しいメンツで、数十年後にまた戻ってみるのも面白いかもなぁと思った。
文責:No.714 奥田



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